麹と酵母
日光の片山酒造さんを訪問。
日本酒造りを見学させていただくと共に酒蔵内を撮影させてもらうことが出来た。
こちらが造る柏盛という日本酒は銘酒で国内外にファンがいるとのこと。
現社長さんは6代目、大変気さくな男前である。
なんでも日本酒造りには重要な2工程があるとのこと。
酵母作りと麹作りだ。
酵母は糖をアルコールに。
麹はでんぷんを糖に。
この二つを同時に化学反応させて造るのが日本酒。ちなみにワインはブドウ糖をアルコールに変えるだけなので、麹は不要。
日本酒造りはワイン造りよりも工程が多く複雑な面があるというわけだ。
お米が焚かれていた。
なんと800キログラム!
普通に食べるお米よりも固く大きい品種だ。
すくって…
ダッシュ。
バコーン‼︎
急いで粗熱を取る。
なんと素手!
お米の上品な香りが立ち込める。
冷えたら麹部屋へ。
この部屋では上半身裸で作業が必要、社長自ら部屋にこもっての長時間作業だ。
こちらは酵母作り。
酵母作りは麹作りほど厳しく管理されていないようで、グイグイかき回す作業を見ることが出来た。
面白いのは麹も酵母も、同じく炊いたお米から作るという点。
造りを知ると味わいがまた変わりますよ、と社長。なるほどこれから日本酒を楽しむ際には旨さが増しそうだ。
それにしても、こういった伝統的な工場は美しい。使い込まれた道具の数々と、建屋の趣きに目をみはるものがあった。
なんと8時の朝礼から参加させてもらい、社員気分まで味わわせてもらった酒蔵見学だが、とても楽しかった。
日光に行かれる際はオススメです。
2コメント
2015.12.29 06:38
2015.12.29 06:34