断レンズ (奇行により閲覧注意)
しばらく前から「断舎利」という言葉が流行っている。
「不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは一線を引く。(Wikiより)」
というわけだが、この度僕は「断舎利」ならぬ「断レンズ」を行った。
殆ど奇行のレベルなので、有り難くも本ブログをご覧になって頂けている、良識ある皆様にはご理解頂けないだろうと思っている。
なんと、①55-300mmの望遠ズームレンズと、②21mm単焦点レンズと、③50mm単焦点レンズの3本を売り払ってしまった。
そして、一眼レフ本体と魚眼レンズ一本のみになってしまった。
奇行、いや蛮行とも言えるこの行為だが、自分の写真ライフを、より充実させるためには通らなければならない関門であったと今は理解している。
1.①55-300mmの望遠ズームレンズ を売った理由
このレンズはとても良かった。相当ズームできるし、写りも結構良い。
男体山と月の多重露光写真もこいつのおかげで成功した。
でも、無くても困らない。(所詮趣味で困るも何も無いけども。)
というのも、
・鳥を撮らない。そこら辺にいるカモとかサギとか数回撮ったらもう満足。元々バードウォッチングが好きでもない限り、写真から先行して鳥を追いかけることはない。
・スポーツを撮らない。モータースポーツもお金を払ってまで行きたいと思わない。
・風景を撮る時に、55ミリは狭い。(僕には。)
・ズーミングしながら被写体を見つけてパシャリというスタイルが自分には合わない。(綺麗だなと思ってからカメラを構えることを決めている。)
2.②21mm単焦点レンズ を売った理由
これは完全にフィッシュアイとかぶった。ペンタックスの魚眼ズームは上手く扱えば超広角としても使える。
そしてこのレンズ、極端に写りが際立っているわけでもない。よって断レンズ。
3.③50mm単焦点レンズ を売った理由
このレンズの一番の目的は、ボケを生かして家族(特に子供)の撮影をすることだった。
しかし、子供を撮るのは実際は殆どスマホだ。
いや、撮るのは殆ど奥さんで、自分で撮ることはかなり少ない。
写りは素晴らしく良いレンズだけど、風景を撮るには狭い。かといってマクロではないから寄ることも出来ない。
いずれ買うであろうマクロレンズに思いを託して断レンズ。
こうなると、「もう一眼なんかやめてコンデジにしたら?」と仰る方もいるであろう。
しかし、魚眼(超広角)を使った景色の撮影は、コンデジではまかなえない。
ピクチャーモード等で擬似的にゆがめた魚眼など嫌だ。
そもそも今回の断レンズで、自分はそもそもカメラで何がしたいのか?という問いにぶつかった。(大げさに切り出したが、実はそろそろボーナスが控えているので何を買おうかしら、をこじらせただけだったりする。)
結局、自分の撮った写真を見返して、酒を飲みながら現実逃避に浸りたいだけなのだ。
だから、写真通をうならせるべく野心に溢れてたり、M山D道氏のようにアーティスティックだったり、社会性が強かったりする写真である必要は全くなくて、漫然と情報量が多くて主張の無い写真で十分なのだなと。
カメラマンの力量に関係なく、後で自己満足に浸れる写真を撮りたいというわけです。
だから何時か、オーロラやグランドキャニオンや宇宙を撮ってみたいものですね。
そこで結論。
マクロレンズ欲しい。
超マクロの世界と超ミクロの世界は酷似していると言う。
ならば、超大きな世界を捉える魚眼と、超小さな世界を捉えるマクロレンズ。
この2本で幸せに現実逃避出来るに違いない。
ボーナスまであと1ヶ月か。
これはネットから引用した画像。
脳細胞と宇宙、こんなにも似ているそうです。
広い景色が好きな僕は、ミクロの景色も好きに違いない。
2コメント
2016.11.10 07:15
2016.11.10 07:02