フィルムカメラですか…

帰りの飛行機から左に逃げゆく夕焼けを撮った。
もう、どうやればどのようになるのかもわからないが、リバーサル&CTEのシャープネスを+2に調整してはみた。
ピントも、ノイズも、露出すらもよく分からないまま、とにかく見えた色通りを残せるようにトライした。

飛行機最後尾の小窓に張り付いていた僕は余程気味が悪かったに違いない。
さすが飛行機は速いせいか、あっという間に左に夕陽が消えて行き、あきらめて席に戻ろうとすると比較的年配のCAさんに声をかけられた。
不審者確認かと身構えると、
「いい写真とれましたか?」と粋な一言。
さすがはCAさんだと感心。
「まあ、あはは…」とかブツブツ言ってると、
「それは小さいですけれど一眼レフなんですか?」とQ7に興味を持ってくれた様子。
小さなミラーレス機であること伝えると、
「私はまだフィルムカメラなんです。」

ふ、ふ、ふ、ふ、フィルムカメラ⁈

立ちはだかるお洒落の壁にひるみつつ、どんなカメラなのかを聞いたところ、当然僕の知らない機種であった。

「デジタルの方がいいんでしょうけれど、フィルムを一本撮ると、中に数枚とても気にいる写真があったりして手放せないんです。デジタルを買ったら使わなくなりそうで…

あのレンズが欲しいだの、このボディが必要だのとのたまう自分に、ここで反省が必要だと確信したのでした。

そして、メリルストリープ。
「幸せをつかむ歌」という邦題で3月に公開するらしい作品を機内で観ました。
チャンスがあったら観てみてください。
メリルストリープが歌うクラシックロックの名曲の数々に、そして恥ずかしくなるくらいベタな家族愛ストーリーに感動です。
狭いエコノミー席で涙をがまんするのが大変でした。
U2の曲って映画映えする。

3コメント

  • 1000 / 1000

  • ynagashi

    2015.12.18 13:32

    U2ってアルフィーみたいな感じだったりして。
  • wah-

    2015.12.18 13:31

    あ、言い忘れた。 出張お疲れさんでやんした。
  • wah-

    2015.12.18 13:27

    なんというか、サンタナのアルバムジャケットのような、素晴らしい色の混ざり合い。カッコええ。 映画は、ネットで調べたら、U2の 「I Still Haven’t Found What I’m Looking For 」が掛かるそうですな。 U2が胡散臭くなりつつある手前ぐらいの曲ですねぇ。 彼らの曲は、印象として凄く世界観が広いのが、良くもあり悪くもありですが、映画には合うかも。